仕事忙しい。超多忙。忙しい。忙しい。佐藤ガリレオです。
で、今回はほとんど愚痴です。ええ。建設的な愚痴です。前向きな愚痴です。
やっても言われて、やらなくても言われて仕事ってやつは…
先日、仕事上でヒアリングがありました。
と言っても、役員ヒアリングでは無く、監査的な視点からのヒアリングだったのですが・・・
僕は仕事上で新たな取り組みや新しい企画をすることがあり、現在は中長期的な取り組みとして、インターネットを利用した中期的な視点から販売網の構築などに1年前から取り組んでいます。(組織として基礎体制ができていなくて、直轄部署がやらないから調整に時間がかかって、余計に時間がかかる)
その監査検証的なことで指摘をもらったのですが、その指摘というのが
監査おっさん「新しい取り組みは、いいんだけど、結果がね」
ガリ氏「いや、中長期的な取り組みなんで、もう少し時間かかります。はい。」
監査おっさん「中長期的な取り組みって、いつ結果でるの?3年後、4年後、10年後?早く出したほうが良いよね」
ガリ氏「じゃ、監査的な観点から、この事業やめたほうが良いんですかね?」
(少し行き過ぎた事を言ってるのに気づいたのか)監査おっさん「そこまでは言っていない」
充分言うとるわ。アイドルタレントがドヤ顔で政治ニュースにコメントするくらい充分に言うてるわ。
おそらく、監査項目的に他の業務内容に大きな欠点が無かったので、指摘事項を無理矢理出してきた感もあったんですが、なんじゃその指摘!?って感じですが。
内部的な監査はルール通りに業務を遂行しているかだけをチェックしてたらええと思います。そこで不祥事の芽を摘むことでええと思います。
「企業はコンプライアンスに潰される」と言われて久しいですが、まさに事業の方法や方針にまで監査が口出してきている良い例です。
そこまで「監査部門」が口出しするなら、その影響力は大きいですから起案や組織決定が意味を成さなくなるんじゃね?と感じたわけです。
ま、うちの部署は元々風当たり強い部署ですのである程度は予想できてましたけど。改めてこういうしょーもないこと言われると「この組織大丈夫かな」と感じるわけです。(辞めたらいいじゃん禁句)
仕事のスピード感と中長期的投資・取り組みのスピード感を履き違えてない?
近年、ひしひしと感じてるのはうちの組織のみならず、世の中全体が「中長期的投資」ができなくなっていると(もしくはやりずらくなっている空気)感じている方も多いのじゃないでしょうか。
これは、先日のノーベル医学賞の本庶先生受賞の際に基礎医学研究への投資(予算)の話でも感じたことですが。
「自分が研究をしていたタイミングは日本の科学研究費が伸びる時期に合っていた」「生命科学に投資しない国は未来がない」。
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2018年10月2日
ノーベル生理学・医学賞の受賞決定から一夜明けた本庶佑・京都大学特別教授が取材に応じました。https://t.co/QF7JcvY3Yc
凄いよな…歴代のノーベル賞取った学者さんが皆声を揃えて「もっと予算を出して若手に研究する機会を作るべき」って何度も何度も言ってるのに、なぜか「うわあ取った凄い!こんな人柄で奥様はこんな人!」とだけ言って肝心のコメントに対してアクションを促すような事が一切無いのを毎年繰り返してる
— 鎧塚みぞれの眼 (@tororosoba) 2018年10月1日
研究なんて1年、2年で結果が出るわけないのだから、しっかりと脈々と的確に予算を立てて 、長い目で見てやるしかない。しかも日本では本当にこういう問題が取り上げ、議論することが少ない。
組織には一定数ですが「結果がすべて。結果を早く出せ」という主義層が存在します。(組織内で声も大きめの人が多いように感じます)
特にウチの会社組織で感じることは最近「社員教育」「広告宣伝」「研究」「新規取り組み」などの項目において、明らかに経営資源が循環していないと感じる事が多いのです。
現在の役員は3年ほど経てば「ハイ、さよなら」の可能性があるから、ここらへんをどう考えてるか、計り知れないところがありますが、組織に属する1サラリーマンとしては非常に危機感を覚えるわけです(じゃ、辞めたらいいじゃん禁句)
経営者としても「懐の深さ」というのか「器の大きさ」をしっかり示して、信念を持ち続けて、中長期的な投資を行う「勇気」を持ち続けてほしいと切に感じています。
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