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1976年生まれ2児の父のブログ。仕事やお役立ち情報、アイテムなどを紹介していきます。なお、仕事は田舎の前近代的企業です。

「小学校スマホ持ち込み禁止見直し」のニュースに関して思うところ。


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どうも。小学生の子を持つ佐藤ガリレオです。

今回はこのニュースについて取り上げます。

学校 スマホ

 

www.kyobun.co.jp

 

なぜ、今回見直しの方針を打ち出したのか?

どうやら報道によると、下記の内容が主な理由で「禁止していることを見直す」方向に至ったようです。

  • 普及率が高いから(小学生の55,5%が携帯電話を所有)

  • 災害時に対応できるから

  • 情報教育に有効だから

  • 防犯上必要だから

  • 実態として学校に隠し持って来ている子が多いから。

  • 持ってきている子供に対して教師も黙認している現実があるから。

そんなこんなで「禁止の方針を見直そう」ということらしいです。

 

「禁止だ」と文科省から通達が出てたのが2009年ということですので、10年ぶりの方針転換だということですね。たしかに10年経てば、世の中と人間の価値観なんかも凄く変化しますので、議論に至っているものもわかります。

 

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 そもそも、子供たちはスマホを上手く使いこなすのか?(モラルやルールの問題)

しかし、しかしです。

 

そもそもこの報道の主役である「スマートフォン」やこれに付随する「インターネット」なんかを小学生は上手に使いこなせるのだろうかという疑問も残ります。

 

実際に自分の子供を見ていても、時間を忘れるくらいYouTubeなんかを見ており、「大丈夫か?」と心配になるほどです。

 

ただ、この点は過去の自分たちに置き換えればテレビに夢中であったり、ゲームに夢中であったりしたので、「コンテンツ・デバイスが悪い」をも言えないと思います。

 

この部分は子供ってそんなもんよね。と言い聞かせることにしておきます。

 

次に、SNSなどに代表されるネットコミュニケーションの問題です。これは少々難しい課題とリスクを含んでいて、現状は「学校が禁止している」という前提ですすんでいる学校生活でのスマホ利用が「認める」ことにより普及率も上昇します。

 

おそらく「みんな持っている」という理由(子供はこの理由づけが重要ですよね)と「学校が認めている」という理由で爆発的に普及しますね。

 

「小学生一人スマホ一台」の到来になるかもしれません。

 

この中で、SNSが普及すると必ず「いじめ」や「仲間はずれ」がネット上で起きる事態は想定されます。というか確実に起きます。

 

大人でも「SNS疲れ」という言葉が流行していますが、幼い子供たちにそのような「必然的な出来事」が起きうる環境を提供してしまうのは、少々「酷」なような気がします。

 

「学校が所持を認めなくても起きるんじゃないか?」という事を考えられた方もおられると思いますが、そうなんです。「学校が禁止していても一部ではすでに起きている」事実を踏まえれば「学校が認めたときはどうなるか」は想像が容易です。

 

現実の問題が解決・改善していないことを理解しながらも「禁止を見直す」のでしょうか?

 

別の課題でスマホを購入することで親の家計への負担が増えるのもありますが、子供たちが「ネットコミュニケーション」に支配されそうで、この点は非常に怖さを感じます。 

なぜ、「ケータイ」でなく「スマホ」表記が報道で優先されてんの?

と、ここまで読んでいた方も自然に「小学校でのスマホ禁止見直し」というテーマでしたので、スッと脳に入ってきたと思います。

ただし、少し、立ち止まってもらうと文科省は実は「携帯電話やスマホの禁止を見直し」と言っています

ただし、各メディアを見てみると。

小学校 スマホ

各メディア 画面キャプチャ


スマホ表記のオンパレード』

これ、スマホじゃなきゃダメ?携帯電話の表記とかじゃダメ?

と思ってしまいました。 

 

このように、メディアの多くは「スマホ」をクローズアップして、報道操作しているようにすら見えます。

 

裏読みすると「狙いがあるのか」とも思ってしまいますが、「携帯」というワードが「スマホ」に置き換わりつつあるのかもしれませんね。

 

成長に伴って、「必要なもの」に対しては「教育」は必要。

と、少し批判的に書いた部分もありますが、間違い無く言えることは、子供も含めた私たちの生活に今もこれからもスマホやインターネットが深く入って来ているという、揺るぎない事実です。

 

これに目を背けては何も生まれませんので、使い古された言葉ですが「インターネット社会の危険性やリスク」を子供たちにはしっかり教える必要があります。

 

それは、学校の授業だけでなく、家庭での教育もそうですが確実なことを教えることです。

 

正しいことを教えないと子供たちは感覚で覚えたものを正しいと判断してしまいますから。

先日、子供の授業参観で「SNSのリスク、怖さ」を教えていました。しかし、あまりにリスクに偏りすぎていて、「便利さ」や「正しい使い方」を教えてなった感覚です。

おそらく、すごいスピードでコンテンツが変わってるので教育現場もついていけてない感じでした。

「先生もよく知らんけど、TikTokってものがあってね…」てな感じでした(笑)

問題なのは「親自身」も「文科省」も「その答え」を知らないこと。

 この報道で欠落してるなと感じるのは想像力です。もう少し議論があっていいと思います。

 

「子供がスマホを学校に持ってくると、どのような事が起きるか」

「インターネットに対する教育とは、リスクの部分たけでいいのか?」

「知識でなくモラルの部分の教育はどのように、どこまで?」

 

などに対する「確実な答え」は大人達が持っているとは思えません。歴史が無さすぎます。

私たち大人達も子供の頃にはスマホなどは無く、教育は受けていませんから。

 

 

私の答え

スマホの持ち込みではなく、「ケータイ」の持ち込み可くらいから実現でいいんじゃないでしょうか。

〇「インターネット教育」と「学校へのスマホ持ち込み」は分けて考えるべき。